書籍紹介 「売れる人の法則」伊東泰司著
シミ・シワ・ホウレイ線対策に!
今年1月末まで私が派遣勤務していた職場は、インターネット接続用セキュリティ商材を飛び込み訪問で販売する現場だった。営業成績が上がらない私は、テレアポの上手な取り方や訪問販売の極意など、参考になりそうな本をアマゾン中古本マーケットから購入して読み漁っていた。
結局、成績不振でそこの職場を5ケ月でクビになり、2月からはほとんど内勤業務の通信系営業の派遣職場に転職したが、最後にアマゾンで新品購入した営業成績を上げる為の書籍が、この本である。今の職場には毎朝、始業30分前の8:30には到着するので、始業までの時間にこの本を読み終えた。
「売れる人の法則」伊東泰司著
クロスメディア・パブリッシング出版
読む前の印象は、おそらくこの手の営業啓発本と同じような内容で、こうすれば初対面のお客の気持ちを掴めるとか、こんな話題で話し掛けて相手の懐に飛び込めとか、今まで何回も耳にタコが出来るくらい聞いた同じような営業手法がどうせ列挙されているのだろうと予想したが、結果は私が全く予想しない内容で本当にいい意味で裏切られた形になった。
この本は正直に言うと、「売れる人の法則」というよりは、「賢いビジネスマンとはどのような思考方法をとって行動するのか」という題名の方がピッタリ当てはまる気がした。あるいはもっと簡潔に「賢い仕事人作法」とでも呼ぶべき内容だった。いずれにしても、最近読んだ本の中では一番目からウロコの感覚を覚えたベストブックなので、皆さんにも是非ご一読をお勧めする次第です。
それではネタバレにならない程度に内容を少しご紹介させていただきます。
1 ) 脳科学の豆知識 その1
記憶を司る海馬と扁桃体
知識メモリと体験メモリに二分
体験メモリは長期記憶となる
扁桃体は喜怒哀楽、嗅覚に関与
扁桃体が震えると体験メモリに
擬似体験、イメージトレーニング
2) 脳科学の豆知識 その2
人間の知性を司る前頭前野
やる気スイッチは淡蒼球
ブレーキの役割が側坐核
やる気スイッチはちょっとずつ
あまり急激なやる気には反動
淡蒼球アクセル 側坐核ブレーキ
3 ) 大きな目標を細かく分ける
ピラミッド全体が仕事
大きすぎて途方に暮れる
自分が扱える単位に分ける
細かく切り分ければ出来る
細かく分けたら積み上げる
こうすればどんな仕事も出来る
ちなみにアマゾンの読者レビューも、10人くらいが全て最高ランクのファイブスター評価なので、多分どなたが読まれても収穫があると思います。
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