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2017年3月29日 (水)

転石苔むさず お金は苔みたいなもの

シミ・シワ・ホウレイ線対策に!




今朝、通勤途上でふと思いついた。お金とは1箇所に留まると、石に苔が付くように溜まるものだなあと感じた。

夏目漱石の草枕の有名な冒頭部分を思い出した。「山路を登りながら、こう考えた。智に働けば角が立つ。情に棹させば流される。意地を通せば窮屈だ。兎角に人の世は住みにくい。」

芸能人とか著名人は、一般人と比較して何が違うのかと考えて思いついたのは、普通の人がツルツルの丸いボールだとすると、彼らはその丸いボールの内側から何本かのトゲが突き出したボールだと思う。それはどういう意味かと言えば、つまり芸能人とか著名人は、ボールの表面に突き出した何本かのトゲを利用してある場所にしっかりとへばりつくことが出来る能力を持つ人だと思う。

ある場所にしっかりとへばりつくこととは、すなわち他人より卓越した才能を発揮できる専門分野を持っていることである。彼らは自分達が得意とするある1箇所に留まり、一般人には真似出来ないパフォーマンスを披露することで高い評価を獲得している。

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ここで最初に述べた感想に繋がる。転石苔むさずという言葉は、反対に留まる石には苔が生えてくるという意味にも解釈できる。1箇所に留まり専門技能を磨いていくと、ゆくゆくは他人に認めてもらえ、社会的地位も向上してくる。そして結果として、お金も溜まることになる。

しかし、何かにへばりつくトゲが無くツルツルのボールのように特徴の無い一般人は、ただコロコロ転がるだけで苔むさず、他人から賞賛を浴びたり大金を手に入れたりすることが出来ないから不幸なのだろうか。私は必ずしもそうは言えないと思う。

何かにへばりつくとは、逆に言えば特定の場所にじっとして動かないということなので、トゲが無くてコロコロ転がることで見たり体験出来たかもしれない別の世界を知らずに過ごしたことになる。何かを掴むことで、何かを失うこともある。生き方は人それぞれで、この生き方が一番正しいと一概には断定出来ない。だから人生は面白いし、生きる価値がある。







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